2026 始動ブログ 3年生学年キャプテン 廣瀬智也
平素より九州大学男子ラクロス部に多大なるご支援、ご声援を賜りまして誠にありがとうございます。
保護者やコーチ、OB,OG、スポンサーの方々をはじめとした関係者の皆様に感謝申し上げます。
また、昨シーズンを通して、
目に見えないところで幹部やTS、各班、各学連委員の方々が活動していただいているおかげで、円滑に試合や練習を進められていることを実感しました。
弊部部員にも敬意と感謝を申し上げます。
今シーズン、3年生学年キャプテン(30期代表)を務めます廣瀬智也です。
私はラクロスに限らず、あらゆる大学スポーツのブログを読むのが趣味で、熱い文章を書くのに憧れがあります。
ブログは色々な人の考えを学ぶことができ、
人の心を動かす力があると思います。
「昨シーズン成長できた要因」
「幹部としての決意」
「大学生としての決意」
「プレイヤーとしての決意」
「チームへメッセージ」
の5つのテーマで書きます。
大変長い文章になりましたが、最後まで読んでいただけると幸いです。
●昨シーズン成長できた要因
七帝戦までは点差判断、
リーグ戦では均等出し、
ファイナルではスタメン
と成長し続けられた昨シーズン。
その要因は3つある。誰かのヒントになれれば。
一、明学や早稲田との練習試合を経て、
『メンタルではなく技術の問題。
技術がないと自信をもってプレーできない。』
と思ったこと。ラクロス歴が2年も少なく、下手くそな自分が関東相手に自信をもってプレーできないのは当然で、上手くなるしかない。メンタル云々ではない。そう思った。
二、試合では「当たって砕けろ」のマインドを持つ
ことに気付けたこと。
それまでは試合や練習でもトップにいる以上、いいプレーをしないといけない、足を引っ張ってはいけないと自分の首を絞めていた。
そんな状態だと練習も楽しめないし、消極的なミスばかりで上手くなれている気がしなかった。
「ミスってもいい。逆に課題が見つかった方が上手くなれる。帰って練習すればいい。思いきりプレーしてチームに流れを持ってくる。」
プライドや承認欲求を捨てて全力でぶつかりに行く。
この『ミスってもいい余裕』を持てばいいことに気付けてからは試合でも緊張しなくなった。
三、ラクロスが上手くなるサイクルを見つけたこと。
「やりたいプレーを見つける→
グランドや壁で試行錯誤して習得する→
全体練で試して成功経験を積む→
試合でやる」
昨シーズンは松田さんや野澤さん、伊與政さんなどトップレベルのロングにお会いすることが多く、憧れた。
毎日上手い人のラクロス垢やrtv、MCLAを見てやりたいプレーを蓄積し、見よう見まねで試し続けた。
日々やりたいプレーを持ち続けて自主練し、練習で成功経験を積み、プレーの幅を広げる。
これが一つ目の、「確かな技術が自信になる」にも繋がると思う。
まとめると、
練習の段階では「技術をつけないと強気にプレーできない」と奮い立たせながらサイクルを回す。
一方で、試合では「ミスってもいい余裕」を持ち、失敗覚悟でやりたいプレーをする。
これに気づけたことが成長できた要因だった。
●幹部としての決意
今シーズン自分は幹部に入る。
3年の学年キャプテンが幹部に入るのは今シーズンからの試みであるが、その目的は何か。
上級生と下級生の橋渡し役か。
来シーズンの準備期間か。
それだけではない。
しみーさんの右腕としてキャプテンを支え、
先輩同期後輩を巻き込み、層を厚くする
ことも自分の役割と捉えている。
11月にしみーさんと話した時に
「副キャプテンみたいになってほしい」
という言葉を頂いた。
年上の先輩を引っ張ったことは今までの人生でなく、来シーズンを見据えた二軸でラクロスをする責任もある。
今シーズンの幹部としてのテーマは、
「誰一人取り残さない」
「何一つ見過ごさない」
こと。
同学年、上級、下級生全員を巻き込み、どんな些細なことでも評価の声かけや指摘をすることが目標。「凡事徹底」の体現者になる。
今シーズンは、
指導直後に留学で4ヶ月間チームを離れ、
帰ってきても就活が始まるなど、
ラクロスにかける時間や責任範囲が
昨シーズンとは全く違うシーズンになる。
このように、
大きな責任が伴い、
人としても大きく成長し、
人生の分岐点になる今シーズン。
この一年を成功させた経験は必ず将来の自信になる。幹部としてその覚悟を持ち、26シーズンを戦い抜く。
●大学生としての決意
「今の生き方が未来を決める」
「格好や学歴ではなく中身で勝負できる大人になる」
これが中3からの人生の軸。
「ここで踏ん張れば大人になっても頑張れるやろな」
「ここで負けたら将来も頑張れへんやろな」
とかが日々の判断基準になっている。
ラクロス部に入ったのも、パイロットになる夢を叶えるにはこの環境だと思えたから。
残酷にも勝負の世界は結果が全てであり、
大人になれば結果だけが求められる。
しかし、人を成長させるのは「結果」だろうか。
受験勉強を通して学んだことだが、
結果を支えるのは「過程」であり、
人を成長させるのも「過程」であると思う。
(全力で結果を追い求め、試行錯誤を繰り返し、本気で努力した過程に限る。)
話はラクロスから逸れるが、
そもそもなぜ僕たちは
「大学生」
をしているのか。
なぜ義務教育でもないのに大金を払って授業を受けて、部活やバイトもしているのか。
自論であるが、大学生活は
社会に出る前の最後の準備期間であり、
どれだけ多くのことを経験し、学んで卒業できるか
にかかっていると思う。
つまり、
将来に繋がる4年間にする必要がある。
どんな授業を受けるか、
どんな部活・サークルに入るか、
どんなバイトをするか、、等
すべて自由。
高校までとは違い、大学では100人いたら100種類の生活があり、これをしたら正解とかはない。
その一方で、卒業時はこの4年間をどう過ごしたかで大きな差が生まれる。
そこに自由が故の怖さがあると思う。
胸を張って社会に出るために、日々の一つひとつの選択、行動に責任を持たないといけない。
そんな自由な大学生活の大部分を自分はラクロスに捧げている。
『大学ラクロスは「社会の縮図」』であり、
「学生主体で活動する」
「勉強や私生活と両立する」
「組織で役割を果たす」
「目標達成にむけて課題解決を図る」
などラクロスには「社会で必要な要素」が凝縮されているように思う。
つまり、
ラクロスへの取り組み方が将来の自分に直結する。
そう思えば、
上手くいかない時、
壁やジムが面倒な時、
仕事を任せられた時
に自分を律せられる。
一喜一憂せず継続して努力できる。
失敗しても学びとして捉えられる。
確かに、努力をあまりせずに結果が出るのならタイパも良くて理想的かもしれない。
ただ、それはどこかもったいない気がする。
それは、上手くいかないことがあっても、粘り強く努力し続けた経験の方がより強い人間になり、将来に生きると思うから。
それが自分みたいな「不器用」の唯一の特権だと思う。
高校時代の予備校の恩師からは、
「大学受験は通過点。
受験勉強は人として成長するチャンス。
学歴に頼らなくても勝負できる人間になろう。」
と教わった。
中高時代の野球部の恩師からは、
「野球を取っ払った時にどんな魅力が残るか。
野球を通して人間性で勝負できる人になろう。」
と教わった。
ラクロスも同じで、上手くて活躍できるのはグランドだけ。
社会に出ればラクロスが上手かったなんて関係ない。
どういう「過程」を経て結果を出したのかが問わ
れると思う。
自分はラクロス(大学生活)を通して、
責任感があり、
努力を継続でき、
仲間を巻き込めて、
謙虚で素直で、
(英語を話せる)人
になることを目指している。
これを目指すのがラクロスをする「目的」である。
これになれれば将来の夢を叶えられると信じている。
プロ選手なら結果だけを求めればいいが、
部活の本質は「過程」にこだわること。
勿論、結果は二の次という意味ではない。
学生である以上、
全学優勝を本気で目指すことは「手段」であり、
部活をする「目的」は人としての成長
という意味。
全学優勝を全力で目指す過程で人としてどう成長するか。
そこにこだわりたい。
●プレイヤーとしての決意
限界ラインを引かずに高い目標を持ち続ける。
今シーズンはラクロス3年目になり、
2年間ラクロスをしてきての感覚や、
周りと比較しての自分の立ち位置、
残り2年間の自分の可能性
が段々とわかってくると思う。
自分は10年間野球をしていたけれど、
小学生の時は純粋にプロ野球選手になる目標を抱いていた。
それが中学、高校と進学していき、
周りのレベルや自分の可能性がわかったときに、
俺は野球選手は無理なんだなと諦めた。
高校では特に目標も持っておらず、
野球が楽しくなかった。
それと同じことをラクロスでは絶対にしたくない。
ラクロスはスタートラインが同じで、
下手くそということは努力が足りていないだけ。
始めてまだ2年しか経っておらず、
大きな可能性があると思う。
だから例え、
壁にぶつかっても、「こいつ上手すぎやろ」と思う人が同世代にいても、
入部した時に決めた
「世代No.1ロング」
「関東打破」
「サマー、ウィンターでベストDF」◯
「2年でリーグ新人王」×
「3年でリーグベストDF」
「4年でA1学生オールスター」
という目標を決して諦めない。
「自分はこの程度なんやろな」と限界ラインを引かない。
目標を下げない。
それは、0から始めたスポーツを本気で努力したら自分はどれ程成長できるのか知りたいから。
目標を達成できたら今後の人生で大きな自信になりそうだから。
目標を下げたら、モチベーションも成長曲線も小さくなりそうで怖いから。
野球での不完全燃焼を晴らしたいから。
関東打破を掲げるチームにおいて、全員が高い目標にトライし続けることはマストだと思うから。
●チームへメッセージ
今シーズン自分がチームに伝え続けたいのは
ただ一つ。行動規範の一つにもある、
「凡事徹底」
挨拶、返事、壁、ジム、ビフォー、アップ、
ダウン、発展出し、ゴミ拾い、ビデオ、
ラクロスノート、食トレ、睡眠、BU、
部費払い、整理整頓、ジョグ、声掛け、
弱音を吐かない、GBの寄り、
最後まで走り切る等、、、
全て誰でもできること。
全学優勝を目指すのなら、
これらの凡事を1年間
「続けられるか」
にかかっている。
確かに、カバンを綺麗に並べたからといって
日本一になれるとは限らない。
ただ、カバンも綺麗に並べられない人がアップや声掛け、トレーニングを徹底できるだろうか。
「誰でもできることを、誰もできないくらいやる」
自分はこれを極めれば全学優勝を達成できると信じている。
これを読んでる一人ひとりがそれぞれの習慣の中に「誰でもできること」がどれほどあって、
その徹底度がどれくらいなのか見直してほしい。
とはいえ、細かいことを徹底し続けることは容易いことではなく、
「慣れ」
がそれを妨げると思う。
当初は意識を持って取り組んだ練習メニューも、
やろうと決めたチーム内の規律も、
負けた後の悔しさも、
体重を増やそうと思っても、
当たり前でないTSやコーチの存在にも
時が経てば慣れてしまう。
最初は継続できたとしても、段々なあなあになっていき、
「今日くらいは、、」「まいっか、、」
と甘えが湧いていく。
習慣づけることは大事だけど、
常に高い強度を維持しなければ意味はない。
やっているだけじゃ意味はない。
毎日同じことをしていても、
一つひとつを丁寧にこだわらなければいけない。
入部した時のあのワクワク感を持ち続けないといけない。
昨年のFinalで負け、ウィンターでも4連敗している俺たちは、
どんなラントレよりも、
雨の日のジムよりも、
疲れた時のジョグよりも、
結局負けることが一番辛い
ということを知っているはず。
「大事なことって大抵面倒くさい」
というように、勝つために凡事は大事なこと。
だから、
苦手から逃げる、
壁やジムへ行くのを面倒くさがる、
練習で主張するのを恥ずかしがるなどで
勝つ喜びを犠牲にするのはもったいない。
僕たちは馴れ合いで仲良くやるサークルではない。本気で全国一を目指す体育会。
そこに矜持を持ち、高い視座でストイックにラクロスと向き合わなければいけない。
自分には忘れられないシーンがある。
東京大学の成蹊大学との入れ替え戦。東京大学は惜しくも2-3で負けたものの、
試合終了の笛が鳴った瞬間、
ライブ配信をしていた学生が配信に入る程の大きな声と共に悔し涙を流していた。
試合に出ることのなかった選手が悔し涙を流しており、チーム一丸となってこの試合にかける思い、勝利への執念が伝わった。
これほど応援され、感動を生むチームに九大はなれているだろうか。
トップやアーセナル、Fチーム、PLやTS、学生やコーチが一つになれているだろうか。
「九州大学男子ラクロス部」を誇りに思えているだろうか。
せっかくこんなに大学生活をラクロスに割いているんだったら、
人生懸けて、徹底的にやり抜いてみよう。
とにかく、
細かくて
つまらなくて
しんどい凡事を徹底し続けよう。
それしか勝ち筋はない。
以上です。長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
SURGE
2026BALLENA
3年 学年キャプテン 廣瀬智也
