九州大学男子ラクロス部

2026 始動ブログ 4年MG 仲村大

「であること」と「すること」

4年MGの仲村大と申します。

平素より九大男子ラクロス部に期待を寄せ、応援、ご支援くださる保護者の皆様、OBGの皆様、地域の皆様、その他関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

今年度もその期待に応えられるよう頑張ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

与えられたお題は「25シーズンの振り返り」と「26シーズンの意気込み」でしたが、自身の辿ってきた道とその現在地はあまりに稀で今後誰も通らないものなので前座として形式的に手短に。 そして注釈として自由に書いてもらっても大丈夫ですと言われたので自由に書きます。

ブログ〆切を大幅に超過してごめんなさい。みさきとりこの支えがあって初めて学連活動に励むことができていると本気で思っています。1年間どうぞよろしく。

‘24シーズン、2年生までFOerとして過ごし、’25シーズン始動の日、始動MTG開始直前までFOの先輩、渓人さんと一緒に悩み、MGに転向しました。以降1年間3年生の新人MGとして4年生4人、2年生5人の先輩TSに支えられながら、ひたすらに自身の成長と興味を追求できる、そんな恵まれた時間を過ごしました。

他方学連では’24学連委員長、康騎さんに誘われ全学の会場責任者に就任。自分の理想と能力の乖離に苦しみながらも、自分の作った会場で大好きな25Ballenaが関東を撃破し準決勝に駒を進める、そんな景色を夢見てひたすら全学の準備に励みました。

10月26日、日曜日、平和台。入場受付の管理とチーム物販の準備とで忙殺され、ベンチ入りの選考にも漏れ、スタンドでビデオ担当として迎えた地区決勝戦。相手は今季負け続けた福岡大学。正直勝てると思っていた。結果は大敗。雨の中の閉幕式とその片付けを終え、学連のMTGをほっぽり出して参加した最後のプチミ。不覚にも涙が出ましたが、負けた悔しさではなく、明日から最上級生となる不安と大好きな‘25Ballenaに何も貢献できなかったという後悔からくる涙でした。

話は変わりますが、自分が好きな評論の一つに丸山眞男の『日本の思想』に収録されている「『である』こと『する』こと」という評論があります。その中に、

「自由は置物のようにそこにあるのではなく、現実の行使によってだけ守られる、言いかえれば日々自由になろうとすることによって、はじめて自由であり得るということなのです。」

という一節があります。

 この一節は日本ラクロス、九大男子ラクロス部、そして自分自身にについて回る様々な事柄についても同様に成り立つものだと思います。

『学生主体』

日本ラクロスを特徴づけるものとして挙げられがちなフレーズです。学生の側から「し」なければ失われる最たる例です。ラクロスは他のスポーツと比較して若いスポーツだといわれますがその歴史はすでに40年を超え、運営に携わっていただくOB/OG、オトナは増加し続け、運営組織も発展し続けています。ありがたいことに、多くのオトナの皆様は現役学生の「学生主体」を尊重し、サポートしていただいていますが、果たして学生の側はどうでしょうか。「#1じぶんからうごく。それが楽しい」そんな日本ラクロスのVALUEも忘れ、与えられたものをそのまま受け入れ、学生の側から「学生主体」をやめている例は多いのではないかと思います。

学連で運営に関わる学生、各チームの主将、そして学連の構成員であるすべての所属団体の学生に言えることです。

全国7地区の学生の先頭に立ち、学生主体を「し」つづけること。今年、学連委員長としての目標の一つです。(@委員長ズ 学連合宿でわめいていたのはこういうことです!分からなければ酒席で何時間でも喋ります!)

『波響』

このチームの理念。ひらたくいえば「こうあるべき」という最終目的地のようなものです。先の主張によれば、理念は追求することで初めて理念たり得ます。が、果たしてこの理念を前シーズン、自分事として追求できた人はどれくらいいるでしょうか。抽象度が高く、すぐにはイメージしがたいかもしれませんが、チームを構成する部員一人一人が追求することでチーム理念はチーム理念となると思います。

この理念は「すべての人々の心を魅了し、感動と幸せを波のように響かせる集団である。」と続きます。「すべての人々」とは誰を指すのでしょうか。後輩やOBGだけではなく、地区内の関係者、地区外のすべてのラクロッサー、その他ラクロスを見てくれる人すべてを含むと思います。今の九大男子ラクロス部が、地区内の関係者に波響できているだろうかということには正直疑問が残ります。閉鎖的すぎるのではないかというのが正直な感想です。

余談ですが、今年の全学において最も観客を集めたのは関西学院大学女子、次いで名古屋大学男子でした。いずれもそれぞれの大学の所在地から遠く離れた関東での決勝戦における集客実績です。各大学の保護者はさることながら同じ地区のラクロッサーがはるばる応援に駆け付けたと聞いています。まぎれもなく、関西地区、東海地区の結束力の現れでした。その一方で九州地区にそんな結束力はあるでしょうか。九州地区の輪の中に九大はいるでしょうか。‘26Ballenaは間違いなく全学1回戦、準決勝、決勝と勝ち進み日本一になれると信じています。しかし、そう信じる一方で、果たして、今年九大が日本一を獲ったときに九州のラクロッサーは応援し、祝福してくれるだろうか、と思うことがあります。

理念を理念のままに形骸化させない、そのためには常に地区内を含む外を向いてラクロスをすることが重要だと感じます。「波響」を真の意味で追求し、「お高く留まっている」「閉鎖的」と言われがちな九大TSの一員としてそんなイメージ打破し、「愛される」チームを率先してつくるのが今年のTSとしての目標の一つです。

その他にも数えればきりがないほど「す」べきことはありますが、今シーズン主にこの二つを軸に、

学連委員長として、MGとして、自分ができることはまだまだ多くありませんが、

“学生主体を体現する人間”として、

“理念を追求する人間”として、

そして“Ballenaの一員として”胸を張れる1年にします。

‘26Ballenaは必ず強くなります。

そして必ず前へ進みます。

どうか、引き続きご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。